I.O.R.Get Started Course 受講記
第29期 Get Started Course を受講して
保谷歯科口腔外科クリニック 砂川ひおこ
家族がインプラントをすることになり、第29期 Get Started Corse を2日間にわたり受講しました。
インプラントは身近な存在でありつつも、臨床で携わったこともしっかりと勉強したこともなく、ほぼ知識がないまま初日を受講しました。講義では基本的な知識を座学で学び、手技のデモを見てからの実習と非常に分かりやすい流れでした。実習も講義をして下さった先生方やデンツプライシロナのスタッフの方々がサポートして下さり、リラックスしながら行えたと思います。
2日間の実習で、治療計画の立て方、埋入、切開縫合などを学び、講義で画像診断、注意すべき全身疾患、偶発症、メンテナンスまで丁寧にレクチャーしていただき、インプラントの基礎をしっかり学べました。 セミナーは座学中心ではありますが、不意打ちに当てられるので良い緊張感を持ちながら受講できました。今回、久々に勉強会へ参加したことで、自分自身のモチベーションアップも出来たと思います。
最後に講義と実習を教えてくださった、竹下先生、又吉先生、竹内先生をはじめとするI.O.R.の先生方、デンツプライシロナのスタッフの方々、そして受講を勧めてくださった院長の船木先生、ありがとうございました。
I.O.R. Get Started Course 第28期を受講して
東京都品川区 五反田みとめ歯科 三留 康司
Get Started Course 第28記を受講させていただいた三留と申します.
私は卒後18年になりますが,これまで,欠損補綴は全てクラウンブリッジか義歯で対応しており,特に多数の欠損に対してはコーヌスクローネによる金属床義歯を提案,装着をしてきました.
コーヌスクローネの情報収集をしていく中で,歯科の動画サイトで竹下先生のお名前を知る機会があり,その短い動画で紹介されていたインプラントとコーヌスクローネを組み合わせた補綴に非常に強く興味を持っていました.そんな中,昨年,直接竹下先生の講演を聞く機会を得ることができ,懇親会でも詳しくそのお話を聞いて,初めて積極的にインプラントの治療に取り組んでみたい,と思いコースへの参加を決めました.
これまでインプラントの治療への漠然とした恐怖感のようなものがありました.埋入したインプラント体が正常に機能しなくなったら?適切な固定が得られず脱落したら?インプラントがあることで患者の終末期のQOLを下げてしまったら?同級生や院長が面白おかしくインプラントの失敗談をしているのを聞くごとに,そのフォローは一体どうするのか?全くイメージすることができず,とてもインプラントの治療に取り組むことなどできない,とただひたすら敬遠していました.しかし,コースに参加して初日,講義が始まって早々に失敗症例のスライドが示され,何が原因で,どのように対策したのか,とまさに聞きたかった内容を知ることができました.
リスクマネジメントをした上で,自分の手の内に入れるべき技術かもしれない,とさらにインプラントの治療への思いを強めました.
インプラントの基本的な知識についての講義も大変わかりやすく,どのような症例から取り組むべきか,症例ごとの必要な条件,なぜアストラテックインプラントを使用するのか,ひとつひとつ明確に示され有意義でしたが,何より感銘を受けたのは,とにかく自分の行った診療に責任を持つこと,自分一人では良い治療は提供できない,そのために自分と人がいかに成長する必要があるかが重要である,とおっしゃっていたことです.
埋入実習,シムプラントによるプランニング実習もシンプルでわかりやすく,すぐにでも自分の臨床に取り入れられそうな錯覚すらありました.また,患者への説明や記録の残し方,契約書や同意書についての注意事項,さらには金額の設定についてなど,診療技術だけでなく自分のクリニックでいかに運用していくべきなのかについても詳細に語られ勉強になりました.
講義中もそうですが,竹下先生,又吉先生をはじめ,講師の先生方は皆様,非常に気さくにお話をしてくださり,懇親会もはじめは緊張感がありましたが,とても楽しむことができました.
今回のコースをきっかけとし,さらに研鑽を積むためにGet Arrived Schoolとライブオペにも参加することにしました.より知識を深め,今年の年末までには自分のクリニックでインプラントの治療を患者に提供できるようになることを目標に準備をしていくことにしました.英語が本当に苦手で,これまで論文抄読などまともにしたことがないため,Get Arrived Schoolに関してはついていけるのか不安も多々ありますが,なんとか食らいついていきたいと思います.
講師の先生方、セミナーをサポートしてくださいました関係者の皆様方,二日間,どうもありがとうございました.
今後ともどうぞ宜しくお願い致します.
I.O.R. Get Started Course 第27期
ユナイトみよし歯科 大塚 麻代
今回2 日間の温かいご指導を通して,学びたいと思っていた知識や技術だけではなく,歯科治療そのものに対する姿勢や意識から教えていただいたことに強く感銘を受けました. 私はインプラントに関して臨床経験が無く,今回のコースに参加するのも,恥ずかしながら大変怖気づいておりました.しかし,自分の引き出しの数と深さ不足が治療計画に影響してしまうことにどこかで向き合わなければいけない,と思い立ち参加しました.
初日は大量の資料を目の前にしてますます不安になっていた私ですが,いざ始まるとインプラントに対して日々浮かんでいた細かな疑問点が次々と解決出来ていくことに夢中になりました.
具体的には,なぜアストラを選択するのかとそれを竹下先生ご自身でも調査されていることや,最終補綴をイメージす
る所から始まる治療計画立案の実際と説明法,その他様々な切り口からインプラント治療が紐解かれ,自分自身の疑問点
の解決とその整理ができました.
また,今まで参加した勉強会と比較して衝撃的だったのは,先生方ご自身の症例から併発症の実際を考えるという点です.大変貴重なお話であると共に,起こりうることをより具体的に考え学べました.懇親会の参加も初めての経験でしたが,非常に温かい雰囲気で色々なお話を聞かせていただくことができました.
また講義だけでは無く,1日目には埋入実習があり,又シンプラントを操作して最終補綴イメージと設計をする事により,やってみてわからないことをその場で直接先生にお聞きすることができました.
2日目は切開から縫合,印象までを十分練習し,細かな注意点やコツ,さらにはスタッフへの指導法も教えていただきました.
オペ室にも入り,部位別に術者とスタッフの位置を確認し,その違いによってそれぞれが確認する口腔内の方向が異なるという点も,実際に目の前で見なければ学べないことでした.
またチーム医療を支えるスタッフの講義もありました.技工士さん,衛生士さん,業者の方,その他多くの方々に支えてもらわなければ良い治療はできないことを再認識しました.さらに患者さんとの信頼関係を築く上で,問題が起きた場合は必ずどこか自分にも考えられる原因がある,というお話も印象的でした.そういった,歯科医師としての姿勢について,今一度 自分を見つめ直さなければならないと痛感しました.疑問点に対しても受講者のレベルに寄り添い解決して下さる,終始温かく熱いコースに参加させていただいたことに深く感謝申し上げます.本当にありがとうございました.
26期Get Started Course を受講して
茨城県つくば市 ほりかわクリニック 堀川 康弘
インプラントの治療経験のない私が竹下先生にお会いし,相談させていただいたところ,このコースを教わり,参加しました.インプラント治療に興味はありましたが,今まで系統立った話を聞く機会がなかったため,治療に対する知識・技術など不安が多く足を踏み出せませんでした.
初日に沢山の資料を頂いたときは,やはり乗り越える山は高そうだと漠然と思いました.しかし資料の大半は画像を使った分かりやすいものでした.講義を通して従来のインプラント手術に必要な知識だけでなく,CTから得られた情報をもとに,インプラントの埋入方向や深度等を自動計算できる最新プログラム,CAD/CAMによる手術時のステント作成,上部構造の補綴物にCAD/CAM装置を用いる方法など今後自動化されていく可能性がある将来像,勘所や経験だけでなく,誰が処置をしても再現性の高い規格化された治療法についても触れており,これから治療を始めていく私にはとても魅力的に感じました.
また,埋入実習も骨モデルを用いた埋入方法や埋入方向の確認,縫合の練習など3日しかないコースに盛り沢山の内容でした.講義の端々で治療の正当性を論文で確認されていること,そこから独自に考えを起こし検証を行っていること,インプラント治療を行う為の医療人としての心構え(最終責任を持つ)を確認できたこと,処置後のメンテナンスに衛生士主体のチームを作成し患者さんと向き合っていくこと,長期にわたり管理をすることでどんな問題があるかを把握し,それを教えている事,患者さんが高齢化している今できる事,考えなければいけないこと等々,Get Startedという名のコースのはずなのに,すでに患者さんにとってのフィニッシュは補綴処置終了ではなく,人生の末期に目標を定めて話が進んでいる事に驚きを隠せませんでした.さらにはライブオペを見せていただき,竹下先生が淡々と処置を行う姿に感嘆しました.
3日目に当院の衛生士を伴って参加させて頂き,手術室や作業手順,インプラント材料や機材の収納法なども教えていただきました.衛生士も非常によい刺激を受け勉強になったようでした.後日,診療室の器具について早速お教えいただいた効率よい器具の収納法に関して他の職員と相談をしていました.又吉先生には他院で発生した問題と向き合う過酷なお話や,切開・縫合の基本を学びました.的確で親切丁寧なご指導をいただき,改めて切開・縫合の重要さを認識しました.
当初インプラント治療を行うまでに必要なスキルを詰め込むことが目的で参加しましたが,治療を通してその場限りではなく全体を考えるということから医療人としての自覚が問われる事,さらにI.O.R.の諸先生方の熱いハートに触れた感じがしました.そんなこともあり,続きのコースへと進むことにしました.
今後,Get Started Course に参加される先生は是非,セミナーの懇親会にご参加ください.講師の先生方や,I.O.R.の先生方がより一層身近に感じられるのではないかと思います.楽しいひと時でした.最後に竹下先生,又吉先生,スタッフの皆様,セミナー参加・応援にお見えになった諸先生方,ありがとうございました.今後ともよろしくお願いいたします.
22期 I.O.R GET STARTED COURSE を受講して
福岡県北九州市 かなまる歯科クリニック 金丸 智士
私が今回受講したのは、開業前にもう一度、インプラント治療を一から学びたいという思いからでした。竹下先生、児玉先生には私の熱い思い以上に熱い気持ちで講義をしていただき大変有意義な三日間となりました。
初日は、診査・診断・計画やアストラテックのインプラントの特性を症例を交えての講義そして実習と大変内容の濃いものでした。竹下先生の診療における日々のルーティーンは非常に参考になりました。児玉先生の解剖や外科の基本手技はとてもわかりやすく頭にすんなりと入ってきました。
初日をほぼノンストップでみっちり勉強した後は懇親会へ。この懇親会がまた濃く、講義中では聞けないお話をたくさん聞かせていただきました。それにしても皆様お酒がお強い。。。。。
二日目は、朝電車の乗り継ぎに失敗して豊島園まで行ってしまうというハプニングからスタートし遅刻してしまい申し訳ございませんでした。この日も縫合や埋入、ボリューム満点の内容で大変有意義な一日となりました。またI.O.R. 会員でいらっしゃる石黒先生の症例発表も大変勉強になりました。
月が変わり、三日目。この日は私が一番モヤモヤしていた補綴について。このセクションに関しても内容濃く詳しく説明いただきクリアになり、特に粘膜貫通部の重要性が理解できました。一番聞きたかったセクションなので食いつき気味で色々聞かせていただきました。
三日間を通じて私が感じたことは、アストラテックのインプラントの良さについてです。難しい部分はたくさんありますが、しっかり勉強し導入しようと考えております。そしてI.O.R.の先生方のインプラントを始めとする歯科への思いや姿勢を学んでいきたいと思っております。
最後に、竹下先生、児玉先生、I.O.R.のスタッフの皆様、セミナーに誘っていただいた三隅先生、運営に携わっていただいた皆様学ぶ機会を与えていただき大変感謝しております。今後とも是非よろしくお願い致します。
21期 I.O.R. GET STARTED COURSEを受講して
東京都新宿区 髙木歯科医院勤務 髙木翼
私は5年目の歯科医師ですが、日々の臨床のなかで欠損補綴に対し、固定式ブリッジまたは義歯による治療法で行っておりましたが、常に限界を感じていました。
天然歯をいかに削らずに。残存歯にいかに負担をかけずに。そして患者様がしっかり噛むことができて喜んでくれる。そんな治療方法としてインプラント治療の技術を身に付けたく受講しました。
セミナー内容は卒業以来まともに勉強をしてこなかった私にも大変わかりやすく、そして引き込まれる内容でした。
それはインプラントの基本事項から治療計画、スタッフ教育、患者様に対する説明方法と契約まで竹下先生の実際の診療をみさせていただいているような講義でした。
児玉先生からは上顎、下顎それぞれに実際埋入を想像して注意すべきポイントを学びました。それには実体験をもとに起こり得る偶発症と対応策があり、特に忘れられないのが「外科処置は直視直達が大原則」。卒業以来一般開業医でしか働いていない私にとって口腔外科の基礎の基礎から理解していくことができました。
そして3日目、九州からI.O.R会員である竹内先生が自身の症例を発表してくださいました。フルマウスで咬合再構築する症例を発表され、以前I.O.R.GET STARTED COURSE(以下I.O.R.GSC)を受講されていたと聞きましたが、私も努力を続けていけばこのような難しい症例も解決できるのかと、これからのモチベーションに繋がりました。
I.O.R. GSCを受講し私が感じたメーカー主導のセミナーと違う点は、先生方が一方的に話すのではなく受講生が分かるように努めてくださっていることです。
10月のコースを終えた私のもとにインプラントを希望される患者様が来院されました。早速学んだ方法で診査診断をしたところ、様々な疑問点が浮かびました。
これについて竹下先生は快く受け止めてくださり、11月のコース前日の懇親会はI.O.R.会員の先生方と熱く症例検討をして、セミナー当日にも急遽時間を作っていただき受講生全員で意見交換、そして竹下先生、児玉先生の治療計画を共有することができました。
3日間を通して得られたのは、実際にインプラントを希望される患者様を前にして、治療計画を立てるために必要な知識や事故を起こさないために、自分の力量を把握するための知識。そしてインプラント治療に必要な基本的術式と、CTやシュミレーションソフトを併用しての先進的技術などです。
内容がぎっしり詰まった3日間でしたが決して退屈することなく、すべてが自分の臨床に活かされていることを今、受講記を書きながら実感しております。
最後に竹下先生、児玉先生をはじめI.O.R.のスタッフの皆様方におかれましては、このような機会を与えて頂き感謝しております。今後とも宜しくお願い致します。
I.O.R Get Started Course を受講して
愛知県安城市 こもれび歯科 山田 泰史
平成27年4月4日・5日、5月17日の3日間、I.O.R Get Started Courseに参加させていただきました。
インプラント治療は勤務医時代から行ってきましたが、このタイミングで初心に戻り、インプラント治療とこれからどのように向き合っていけばいいかを再確認したいと思い参加させて頂きました。
セミナー内容は初日からぎっしり詰まっており、1日目の治療契約・診査・診断では、今まであまり深く考えていなかった解剖学の復習が深く記憶に残っております。自分が行っている診療は、あくまで生身の人間を触らせて頂いているという基本的なことを見つめ直す時間になりました。
また、レントゲン写真のトレースによる読影・診断を数年ぶりに行いましたが、近年ソフトの進化によりいつの間にか機械に診断を任せてしまっていた自分に気付きました。レントゲン写真から得られる情報量の多さを痛感し、それを活かす重要さを学ばせて頂きました。
2日目は外科手技を学ぶ時間でしたが、手術環境を整える事の重要性を学び、手術時の基本的な手技、縫合の実習等を行いました。前夜の懇親会のお酒が残っている中での実習でしたが、ひとつひとつのステップをしっかり学び直す事ができました。
3日目は日曜日のみでしたが、竹下先生よりお誘いを受け、前夜の懇親会から参加させていただきました。セミナーでは聞けないお話も聞く事ができ、非常に楽しい時間を過ごすことができました。竹下先生、児玉先生、I.O.Rのスタッフの方々との距離がここで近くなったような気がします。日曜はまたしても二日酔いでしたが…
3日目はインプラント印象、補綴について学びました。歯肉の貫通部の重要性は非常によく理解できました。また、CAD/CAM用アバットメント『アトランティスアバットメント』のお話も聞く事ができました。技工士任せでなく歯科医師が主導でアバットメントをデザインできる良さを学ばせて頂きました。
コースに参加し感じた事は、I.O.Rの皆様の考えは常に患者様の健康が念頭にあること、インプラントを埋入することがゴールではなく、埋入した瞬間からスタートなんだと教えて頂いたような気がします。
3日間があっという間にすぎましたが、常に刺激を受け充実した時間を過ごす事ができました。
最後に、竹下先生・児玉先生をはじめI.O.Rのスタッフの皆様方におかれましては、このような機会を与えて頂き感謝しております。今後とも宜しくお願い致します。
Get started course 19期
大阪府勤務医 堀内信之介
実家の医院でアストラテックのインプラントを導入することになり、父とともに受講させていただきました。
今までの他のセミナーや勉強会では、上手くいった症例、綺麗な症例しか見たことがなく、確かに理想なのかも…と思いつつも、なかなか自分のものにできず、実践していくことができないことが多かった気がします。今回今までと違うなと感じたのは、竹下先生のご自身の失敗症例を提示して頂いたことでした。逆行性インプラント周囲炎、インプラント起因の切歯菅のう胞、火傷、舌側からの穿孔など、どれも実際に経験されたことだったのでとても現実味があり、今までの自分が起こしていてもおかしくないと思うと恐怖感を覚えました。
竹下先生がおっしゃるように、Survival rateではなくSuccess rateを高めることが大事で、綺麗さももちろん求めたいですが、何よりもしっかり噛めること、管理がしやすくて長期的に安定することを目指して、特に術後3年までにトラブルが起こらないようにしたいと強く感じました。
児玉先生からは、外科術式や、インプラント治療の際に注意すべき動脈・静脈・神経などの局所解剖のおさらいや手術中のトラブル、全身疾患の有無に関わらず手術中に起こりうる偶発症とその対処についても教えていただきました。
竹下先生の「インプラントマニア」とのご紹介もかなりインパクトがありましたが、実際に口腔外科の第一線でハードな手術を経験してこられた児玉先生の講義はとてもわかりやすく、非常に興味深いと感じました。
術中・術後の出血にはまず圧迫し、一度冷静になって適切な止血を行うこと。神経損傷の場合には投薬やブロック注射、また知覚鈍麻の範囲を記録することも大切だと教えていただきました。これらのことは患者さんの命を守る為にはもちろん、自分の身を守る上でもとても大切だと思いました。
また、全身的既往歴のある患者さんの場合は、その方のお話を鵜呑みにするのではなく、医科主治医と必ずコンサルテーションを行おうと思いました。
まさか父と一緒に受講するとは思いもよらず、最初は若干の不安がありましたが、2日間非常に濃く、有意義な時間が過ごせました。しっかりと消化して自分達の成長につなげるとともに、患者さんにも安心・安全な治療を提供できるようにこれからも勉強し続けていきたいです。差し支えなければ今後とも親子共々懇意にして頂けたら幸いです。2日間本当にありがとうごさいました。
I.O.R. get started courseを受講して
たけした歯科サクセスインプラントセンター勤務 藤田譲治
2014年4月よりたけした歯科サクセスインプラントセンターにて勤務させていただいている藤田譲治と申します。今回、get started courseを受講させていただきました。
まず、今回この会を受講するにあたり、竹下院長をはじめ、児玉先生、アストラテック関係者など、準備していただいた全ての方々に感謝申し上げます。
インプラント治療経験のない私は、何がわかっていないかすら、わかっていない状況でした。そんな私にも理解しやすい講義内容でした。インプラントの基本的事項から、押さえておくべき頭頸部領域の解剖、臨床的な治療計画の立て方、患者さんに対する説明や対応の仕方など、教科書や参考書には載っていない、具体的で実践的かつ現実味のある内容で、大変勉強になりました。また、治療がうまくいった症例だけでなく、他の講習ではあまりやらない失敗例についても隠さず、どこに原因があったのか、どうすべきだったのかなども解説していただき、失敗症例から多くを学ばせていただきました。
模型への埋入実習では、歯軸に合わせて埋入する難しさ、2本のインプラント体を平行に埋入する難しさを痛感しました。ステントの製作を怠らず、ドリルで骨を削合した後には必ず埋入方向や深度を確認し、適正な部位に正確に埋入できるようにしたいと思います。
トレースをして治療計画を立てる実習では、予め提示された予算内で、どのような処置ができるか、ただの理想論ではない実践的な形で実習に臨むことができました。
緊急時の対応では、大学病院や大きな診療所では置いている器具が一般の開業医には置いていないこともあるため、その時に最低限用意しておくべきものをこと細かく説明していただき、今後の参考になりました。
受講後の懇親会では、治療計画立案時の話題で盛り上がりました。お酒が入っているからこそ、より率直にディスカッションできたと思います。また、一緒に参加した他の歯科医院で勤務されている意識の高い先生方と出会い、共に様々な話をすることができ、大変有意義な時間を過ごせました。
今回、受講させていただき、まだまだわからないことや理解していないことが多くあると思いますが、それを解消した上で、今回得た知識を生かし、患者さんにとってベストな治療計画を立て、それを実行できるよう、これからも日々復習し、受講しただけで終わらないようにしていきたいと思います。ありがとうございました。
get started courseを受講して
熊本県勤務医 杉 渉
平成25年11月30日から2日間、get started courseを受講させて頂きました。
インプラント未経験の私は基本からじっくり学びたいと考え、このコースに参加させて頂きました。
初日は、インプラントの失敗症例から、その原因と対処法について一つ一つ説明して下さり、ロストしないためには基礎が如何に大切であるかをお話して下さいました。
解剖、全身疾患においては、インプラントだけではなく抜歯の際に必要な知識、ポイントも確認できました。
失敗症例をあえて出して下さった竹下先生のおかげで、インプラントの現実味がよくわかり、基礎を知らないことで起こるさまざまなリスクがあることを学びました。
インプラント治療計画立案について学ぶトレーシング実習では、トレース上で患者さんの背景、咬合のバランス、そして補綴物を考え、最善の治療を考えることが必要であり、主訴の部位だけではなく 顎全体を見ることの大切さを学びました。
埋入実習では、机上の模型を使用するだけではなく、ファントムを用いて行い、埋入ポジショニングも同時に学ぶことが出来ました。最初のドリリングではスリップしてしまい、これが実際の口腔内だったらと思うとぞっとして、レストや術者ポジショニングの重要性を再確認しました。
2日目は、切開、縫合の講義と実習から始まり、特に左手の使い方が勉強になりました。一度に縫合するのではなく、片方を縫ったら持ち替えてからもう片方へ という流れで正確に行わないと、治癒に差が出てくるという事でした。
補綴術式では、上部構造は合着材で接着するものだと思い込んでいた私は、竹下先生が仮着材で固定するということに驚きました。また、ボーンアンカーブリッジの場合はスクリュー固定を用いることが多いが、その際はメタルのパッシブフィットが大変重要でそれを見過ごすとブリッジスクリューの破損等の問題が起きるとのことでした。
印象実習ではインプラントレベル、アバットメントレベルの印象を行い、偶発症に対する対応では、初日の解剖学の知識を応用して、抜歯、埋入時の偶発症例を 見せて頂きながら対応法を教えて下さりました。いつも当たり前のように、抜歯を行っていた行為は危険なことであったと分かり驚きました。
また、実際に行った患者さんのカルテを例に、診査項目、流れを説明する資料などを見させて頂き、実際に竹下先生の診療風景を見学させて頂きたいと強く思いまし た。 私自身は、患者さんにとって最適な治療がインプラントであっても、インプラントに対する恐怖心から、なかなか自信を持って患者さんに勧めることができず、 ブリッジか義歯で対応してしまうことがありましたが、今回の講義を受けて、インプラントをもっと学んで実践しようという意欲が湧きました。
竹下先生、児玉先生、準備をして下さった皆様、本当にありがとうございました。 今後ともどうぞ宜しくお願い致します。